優雅に舞うハチロク もう一つのハチロク伝説 第二部
第八話 サヨナラ、私の4A-Gターボ
ギャラリー「来たぞ!ハチロクが前だ!」
ギャラリー「あれ?ハチロクのスピード速くないか?」
ギャラリー「うわっ突っ込んでくるぞ!」
姫「ここは、、、いける!!!」
ハチロクが普通よりも速いスピードで突っ込み、速いスピードでクリアしていった、、このときの速度は突っ込みスピードは150km/h、立ち上がりは130km/h
清「ハチロクでこんな速い速さで抜けるか、、、少し離れてしまったが、、このエボの速さなら追いつけるからそこまで問題はないだろう」
五連ヘアピン
麗「来たな、、、ハチロクのエンジン、、やばいな、、、ブロー寸前だな」
清「コーナーのスピードがあまりにも速すぎる、、、」
姫「これでもう追いつかない、、、ぶっちぎりでお終いだね」
橋コーナー
優「あ、安時さん、、どう思います?姫ちゃんは勝てますか?」
西「俺の予想だと勝てる、、、ただ、上っていくときのサウンドからして、最悪の場合、破滅的な結果になる恐れがあると思っている」
優「破滅、、的な、、、結果、、、」
スキール音が近づき、、、
優「姫ちゃん、、、勝ったんだ、、、」
西「!?、、、あと10秒、、」
優「え?」
安時が発言してジャスト10秒後に、、、、、
バンッッ!!
全員「!?」
姫「!?、嘘っ、舵か切れない、、、ボンネットから煙が、、、これは、、、私の4A-Gターボが、、、私の大切なハチロクが、、、死んでいく、、、、、、、」
急な音は紛れもなく姫の乗るハチロクから鳴り、、その音の正体は、、、エンジンブロー、つまり、、姫が大切に手入れしていた4A-Gターボが死んでしまった破滅的な音
須藤「清次、、負けたのか、、、ハチロクは、、、エンジンブローか、それでも前にいて勝っているか」
姫「ごめん、、、、、私のハチロク、、、、、、、」
須藤「本来ならばエンジンブローはモータースポーツの世界ならば負けなんだが、お前は清次のエボの前にいてゴールした、、、、お前の勝ちだが、もうハチロクは潰したらどうだ、このまま負けにするのは歯がゆいから速い車に変えたならいろは坂に来い、地元だからいつでもいる」
西「そこまでにしとけよ京一、お前には前に言ったはずだぜ、一つの心理だけで考えてそれを人に押し付けることはやめろってな」
須藤「!?、何故に聖域の悪魔がここにいるんだ」
西「いたら悪いか?このハチロクを直してからお前にぶつける、それまで待っていな、今のお前の目的の群馬エリア総なめと涼介へのリベンジがあるみたいらしいが、群馬総なめは果たせれなかったみたいだな」
須藤「黙って聞いてれば単なる煽りか?今ここであのときの借りを返してもいいんだぞ!!」
西「さすがに今リベンジをかましても無駄だと思うぜ、多くのギャラリーにお前の醜態を見せてしまうからな、、、赤城戦が終わったらいろは坂で本当の決着を付けてやるさ、、、それまでお預けだ、、、姫ちゃん、キャリアカー呼んどいたから、来たら乗せて直しにいくぞ」
数分後
西「、、、このエンジンは直せそうに無いな」
姫「え?どうするの?」
西「よく見てみ、コンロッドが折れてピストンがシリンダーブロックに大穴空けている、、さらにはインマニも完全に裂けている、、、このエンジンは死んだんだ、、、載せ変えるしかない」
優「そこまでひどい状態になっているの?」
姫「ごめんな、、ハチロク、私のせいで壊して、、、」
西「姫ちゃんのせいじゃないさ、早めにOHするのを忘れていただけで、京さんのタイミングとハチロクのエンジンのタイミングがずれていただけさ、、」
優「新しいエンジンはちゃんとあるの?」
西「生憎、まだ入手できていない、、入手できたら京さんに伝えるよ」
次回「新たなエンジンを求めて」
はいどうもクリナです。
もうさ、結果分かっていた俺からすると、結構来るものありますよ
ということでエンペラーの岩城 清次戦はこれで終わり、新たなエンジンを求めて姫優サイドから安時サイドに変わります。
どこかしらのタイミングで安時の過去編もやろうと思いますので、ごうご期待を、、