優雅に舞うハチロク もう一つのハチロク伝説 第二部
第七話 破滅へのカウントダウン
秋名山 頂上
池「おい、あれは、、安藤さんのハチロクじゃないか?」
健「ホントだ、しかも後ろにはあのランエボがいるということは、、」
池「間違いねぇ、安藤さんがバトルするみたいだ、、」
ギャラリー1「なんだ?あのハチロク?あんなん秋名にいたか?」
ギャラリー2「いや、見たことねぇが、あのエンペラーとやるのか?」
ギャラリー3「まてよ、あの色のハチロクであのブローオフの音は、、、間違いねぇ、、帰ってきたのか、、、この秋名の伝説の一人、『ハイメタのハチロク』じゃねーか!」
清「そちらのタイミングでスタートだ」
姫(コクリ)
そしてハチロクから鳴り始めたスキール音がバトルの始まりを意味をする
清「ふん、今度こそ負けねぇ、、ランエボ使いのプライドに掛けて絶対勝つ」
池「始まってしまったか、、」
玉「あのハチロク、、加速からしてクロスミッションを入れているのか、、この秋名を知り尽くしているドライバーなのだろうな、、エンジンサウンドからはターボによるターボチューン、それに見合ったライトチューンの組み合わせでざっと200psのようだな」
姫「さっきまでのバトルでランエボのフロントタイヤはもう限界、だけどストレートではあたりまえにランエボに追いつかれてしまう、相手は恐らく300は超えているはず、なら、コーナーで引き離すような走りをすればいいだけ、新しく駆動系を変えたから繋がりはとても良い、、いつでも来い、、私はいつでもいけれるよ」
清「さっきのハチロクとは違い、ストレートでも少しは楽しめそうだな、、さっきのバトルでタイヤを消費した中のバトルだ、俺にハンデがあるのは仕方ないが、どんなにタイヤがへこたれようが、最後に勝てば文句ねーんだろ、、さっきのハチロクのときの逆をすればいいんだ、、そう思えば気が楽にはなったぜ、、女だからといって手は抜かねーぞ」
ギャラリー4「あのハチロクからブローオフが聞こえるから、ターボチューンか」
ギャラリー5「ハチロクにターボって、最悪ドッカンタイプになるはずだろ?なのにあのハチロクからはそんな感じじゃなかったな、、すんなりと入るようなスーパーチャージャーのようなトルクみたいだった」
ギャラリー6「あのハチロクドライバー、とんでもなく速そうだったけど、車もかなり高いポテンシャルを持っているぞ、もし秋名のハチロクとやることがあればかなり高いバトルになる気がする」
姫「一定した間隔で張り付いている、恐らく秋名のハチロクと同じやり方をしてくるはず、、でも、私はあそこで仕掛けると決めている、、ついてこれるかしら?私の得意なコーナーに?」
清「チッ、アンダーに膨れ上がるのがかなり痛いが、千切られない位置にいる、、お前がミスをするまで後ろから突っついてやるぜ」
この時、姫は気付かなかった、、エンジンから聞こえる悲鳴ともいえる悲しいサウンドが、、、そしてレスポンがとてつもなく上がってしまっている中でカウントされている破滅へのカウントダウン、、、【破滅】、、、つまりはハチロクの最期が近づこうとしている、、
姫「!?、これまででかなり馬力が出ている!?、、何か知らないけどラッキー、これならあそこで一番最高のコーナリングができる、、勝負はこの先のストレートの後のコーナーだ!!」
はいどうも、クリナです。
今回と次回で岩城清次戦をやるわけですが、この現象は察しの良い車好きなら最後の結末は分かりますよね、、、
次回、「さよなら、私の4A-Gターボ」
藤山 優華 26歳
安藤 姫とは高校のときからの付き合いだったが、姫が横浜の大学へ進学するさいに離れてしまっていたが、電話やメールなどで話すことはあったらしい、、優華自身は、バイトをしていたチューニングショップに就職し、整備士免許を取得、チューニングショップの整備士として働いている。
愛車はシルバーのFD3S
アンフィニタイプであるが、TypeRとは違い、マツダスピードから販売されたA-specのFD3Sを愛車としている。
エアロからはA-specとは思えないが、、マツダスピードが手を入れたFD3Sな分、とてつもない速さを実現しているといえる(エアロはRE雨宮のフルキット)
優華のFD
SPEC
350ps 13B-REW
1200kg