クリナ@Rのぼのぼのブログ

俺のちょっとしたことを書いていきます。

優雅に舞うハチロク もう一つのハチロク伝説 第二部

第10話 NEWエンジン、4A-G

午前1時 秋名山
姫「私のハチロクより回転数が高いぶん安定するし、足がしっかりしてるから立ち上がりでの姿勢作りが楽、、、でも、、この葛藤は何!?」
猛スピードで駆け抜けていくその黒いハチロクから焦りをみせて走り抜けていく

同時刻 横浜市某所のとあるショップ
西「さて始めるか」
朝「足はウチに任せて」
店「ハチロクの戦闘力アップに合わせて見た目も変えた方が良いやろ?」
西「まあな、あとは姫ちゃん次第だよ」


2週間後 長尾峠
朝「どう?ハチロクの状態は?」
西「悪くない、これならそうそうは負けはしないだろうが、、姫ちゃんにはまだ100%のパワーを使わせないよ」
朝「それはどういうこと?」
西「あの娘の走りを昔から見てたから言えるんだよ、、まだ粗すぎる。コーナーの詰めが甘いんだ」
朝「つまり、何が言いたいの?」
西「簡単さ、リミッターを掛けて粗いところを削らせる。これが姫ちゃんの成長の近道だと思うんだ」
朝「そう」
西「セッティングは終了だ、あとは渡すだけだ」

翌日 zero fine
黒いハチロクを駐車場にとめ、工場に目を通すとそこには、、
姫「う、嘘でしよ!!ハチロクが帰ってきている」
店「ああ、載せ換えとセットが終わったんだ。今日の仕事が終わったら走りに行ったらどうだい?」
姫「ええ、そうします」

夜 秋名山
「!?なんか違う、かなり走りにくい!!」
立ち上がりでぶれるハチロク、秋名山で谺響するスキール音、、ここから姫が大きく成長することになるとは今の姫は思ってもいない

 

翌日 夜 とあるファミレス

優「どう?ハチロクの調子?」

姫「うーん、なんだろうね、、かなり走りづらいんだよね、、」

優「そうなの?見た目は変わってリトラもカーボンに変わって、ホイールもスターシャークの黒に変わってたし」

姫「うん、ブースト計がなくなってるからNAになってるみたいだけどね」

根「どうなんだよ、慣れそうか?」

姫「やってみないと分からないよ」

優「そうか、で、パワー自体はどうなの?」

姫「それがさ、かなりパワー落ちてると思うんだよ。伸びが悪すぎるんだよ」

根&優「え?」

姫「朝奈さんのハチロクを借りてたんだけど、私のよりかなり扱いやすかったのよ」

優「ちょっとあの人に聞いてみるか」

西「あ~?優ちゃんか、どうした?」

優「安時さん、姫ちゃんのハチロクのエンジンって馬力かなり落ちたの?」

西「ん?確かに馬力は落ちたけど、そのぶんのコーナースピードが上がったはずやで?」

優「まじで?姫ちゃんはかなりパワーが落ちてるといってるのよね」

西「ああ、確かに落ちてる。ま、姫ちゃん次第だと思うぞ」

優「そう、、」

 

姫「本当に馬力落ちてたんだね?」

優「それでも多少しか落ちていないらしいぞ」

姫「そう、、あ、これから走ってくるね」

 

秋名山

姫「どうすればいいの!!全然上手く走れない!!」

 

次回「リミッター解除と新たな通り名」