クリナ@Rのぼのぼのブログ

俺のちょっとしたことを書いていきます。

優雅に舞うハチロク もう一つのハチロク伝説 第一部

  • 第三話 交流戦
「姫ちゃん、今日の夜に攻めに行こうよ、夏休み入ったんだし」
「そうね、いってみようかな」
「また9時にね」
「分かったわ」
21:00 秋名山 頂上
「来た来た」
「これからどうするの?」
「この車のチューニングの状態とタイムアタックをしようかと思う」
「タイムアタック?」
「攻めて、その記録をだすことだよ」
「ヘェ〜、じゃ、やろうよ」
「私から行くから、タイムウォッチを渡しとくよ」
「分かった」
ふぉーーん
(優ちゃんの車、いい音でてるなぁ)
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「スタートの加速は良いな、立ち上がりとコーナースピードをチェックしないと」
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「いい感じだな、立ち上がりもいいし、悪くない」
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「バンバンとコーナーで勝負できる!親父のSAよりいい車だ」
ふもと
「3分20秒か」
頂上
「戻ってきた」
「姫ちゃん、行っていいよ、あと、下るときだけのタイムをだすだけだからね」
「分かった、行ってくるね」
ヴォーン
(4A-Gターボの加速、速いか...)
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「朝まで走ってたようにしたらいいんだろうね」
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ぎゃぁぁ!
ものすごいスキール音が第一ヘヤピンで起きた
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「こ、こうかな?」
姫はこの時、自分が意のままにハチロクを使いこなしていたことを知らなかった
そして五連続ヘヤピン
「この溝使えるかな?」
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ガコッ!
「え?速く曲がれる、物理法則だとあり得ないスピードで曲がれてる!?」
ふもと
「えっと、3分19秒ね」
頂上
「どうだった?」
「3分19秒だったわ」
「一秒負けた、でも、姫ちゃんのハチロクは、速いよ」
「そう?」
「うん、速い」
その時だった、一台登って来ていた。
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「ん?S13シルビアか、誰だろう?」
「ん?女二人か、まぁいいや」
「いかにも走り屋って感じた」
「単刀直入に言うけどさ、あんたら、交流戦しないか?」
「交流戦?別にいいですけど、貴方は?」
「俺は、萩 陽田っていうんだ、地元から離れてバトルしたいからさ、ヒルクライムダウンヒルの二人がいたらバトルできるだろ。ちょうど二人だし、一緒にバトルしないか?」
「いいですよ!私は、藤山 優華で、こっちの天然子が、安藤 姫」
「決まりだね、来週の土曜日の夜22:00にバトルだから、よろしくね」
そういってS13は去って行った
「初バトルだ、緊張してきた」
「バトルってなに?私、そういうの知らないから」
「簡単に言うと車で、峠を一緒に攻めてレースするのがバトルというの」
「私、大丈夫かな?優ちゃんの足を引っ張らないかな?」
「大丈夫だよ、心配しないで。さて、あと二、三本やっとくか」
続く


はい、第三話ですが、やっとバトルにはいれそうです。
キャラ紹介
藤山 優華 18歳
安藤 姫と同じ学校に通い、6年間秋名の登りをSA22で走っていた。
大の車好きで、特にロータリー車が好きらしい
愛車はFD3Sの特別verのA-SPECを愛車にしている。
【参考キャラ:藤原 拓海、高橋啓介】