クリナ@Rのぼのぼのブログ

俺のちょっとしたことを書いていきます。

優雅に舞うハチロク もう一つのハチロク伝説 第二部

第20話 ブレーキの達人...そして
姫「後ろから様子をみつつ、この車の走り方を見つける」
愛(...たったコーナー二つ抜けただけでこのCP9Aの走り方をもう掴んでいる...姉さんはコースへの適応力、マシンへの適応力両方が長けている...安時に伝えた方が良いかな)
二「初乗りな筈なのに何故そこまでやれるんだ、後ろからのプレッシャーもそうだが、、どこかトモさんに似ている所がある」
姫「分かってきた、この車の走り方、、仕掛けるならあの連続ヘヤピンコーナーで仕掛ける!」

酒「大輝が見かけないCP9Aとやりあってる?」
塾員「ええ、なんでも神零のランエボみたいです」
酒「あの人か、、昔ミラージュだったのにな」
塾員「来た」
酒「すごいな、速いことは速いか、、」
塾員「そうか、、、どうやらあのランエボのドライバーは神零の姉らしい」
酒「ほう、、にしてもこの先のスネークヘヤピンで何かが起こるな」

スネークヘヤピン
二「ピリピリと感じるぜ、ここで仕掛けてくるんだろ?」
姫「走りが違う、仕掛ける所を変える」
愛(ハンドルを持つと姉さんはかなり性格が変わるみたいだね、いつもはフワッとした天然な性格だけど、いざハンドルを持つと状況を読みながら攻める走り屋になる...姉さんは安時の言った通り、一つのステージ、、つまりは峠だけでは抑まらない走り屋だ)
二「仕掛けてくる感じだったが仕掛けてこなかった、、何か考えがあるのか?」
姫「ここしかない」
スネークヘヤピンで二宮が姫の仕掛ける感覚を察知して走り方を変え、抑える走り方をしようとしたがそれを姫はすぐに察し、スネークヘヤピンで仕掛けなかった
それに気を取られた二宮の隙を突き、スネークヘヤピンの後にある左コーナーで二宮の真横に着いた
二「な、何、なにが起きた!?」
驚くのは仕方がない、スネークヘヤピン最後の左は立ち上がりでいっきに右に道幅が広くなるためにランエボの立ち上がりスピードを稼いだ
それに連なるようにバックミラーから消えたランエボがEK9の横に並び左コーナーに入る。
イン側に着いた二宮がそこでは速く抜けれたが、次の右はイン側に着いているCP9Aが立ち上がり、そして抜いた
愛(凄い、カウンターアタックを綺麗にここで決めた...ここから先でもう追い抜きは出来ない、姉さんの勝ちだね)

二「まさかあそこで抜かれるとはね」
姫「あはは、あそこで道幅が広くなることが分かってたので仕掛けにいっただけですよ」
愛「綺麗にカウンターアタックを決めて勝利、、これならいけるね」
二「今度はちゃんとした車でバトルをお願いしますね」
姫「ええ、また」

二「トモさんに報告してもいいかもな、、負けから見つけることが出来るものがある、、か」

いろは坂
須「、、、」
安「、、、そうか、今から上がってくるか、、、今度用意しとくよ」
須「そろそろか?」
安「ああ、せいぜい喚けばいいさ」
数分後
安「来たな」
須「ハチロクか、あのエンジンはどうした?」
姫「直せれなかったので載せ替えです」
須「秋名のハチロクと同じだな」
姫「あのハチロクも載せ替えしたんですか」
須「最後の橋で勝てるはずが向こうが一枚上手だった、、あの聖域の悪魔には完膚なきまでに叩きのめされたがな」
姫「なるほど、、聖域の悪魔って誰ですか?」
安「姫ちゃん、それは俺だよ」
須「話は終わってからにしよう、ここの下見とかは大丈夫か?」
姫「ええ、夕方に小柏さんと走ったので大丈夫です」
須「なら大丈夫だな、勝負は俺が後方で抜かれないようにすればそちらの勝ち、抜かれたら俺の勝ちだ」
姫「、、、なるほどね」
須「よし、始めるぞ」

次回「いろは坂で舞う」