クリナ@Rのぼのぼのブログ

俺のちょっとしたことを書いていきます。

優雅に舞うハチロク もう一つのハチロク伝説 第二部

第12話 今私がやらなければならないこと

芦ノ湖
西「今頃は赤城のスラッシャーとやり合っている頃だろうな」
愛「姉さんのハチロクのエンジンはどうなの?」
西「ん?TRDチューンしたAE111の高回転エンジンに高回転型に対応したROM、ドライサンプによる低重心、、コーナーがかなり速いマシンだ。出力は190psとデチューンされてるけどな」
愛「姉さん、、」

赤城
姫「走りやすい、全力でバトルができる、、安時さんからの伝言はなんて言ってたっけ?」
赤「流石だ、そのエンジンを使いこなしているし、しっかりと食らいついている。ならここから引き離しに行く、しっかり食らいついてこれるかな?」
姫「思い出した、こう言っていた、、、姫ちゃんがやらないことを今やること、それと、エンジン回転数は12000までキッチリ回せ、そうしてエンジンの封印を解放してやれ、、、と」

箱根山
西「これで姫ちゃんのハチロクの作業は終わりだ、、次は優ちゃんだろうな」
愛「確か、A-SPECのFDを乗っている娘だよね?」
西「そう、恐らく今回の件で嫉妬しているはずだ、、何かきっかけを作らせないと速くはならないだろう」
愛「良いやり方としたら姉さんとやり合わせた方が早いんじゃない?」
西「その方がいいのかもしれないが、今の状態だったら軽く姫ちゃんにブッ千切られる」
愛「そうか、、」

赤城 頂上
優「姫ちゃんはこの短期間にかなり速くなっていってる、、私は、、どうだろう、ずっと姫ちゃんの後ろ姿しか見ていなかった、、凄く悔しい、、どうしたらいいの?」
根「何困った顔してんだよ、、今は姫ちゃんの復活を素直に喜んであげないと行けないだろ?確かに姫ちゃんは昔よりかなり速くなった。なら、今度はそれに追いつくために自分が速くなればいいだろ?」
優「そ、そうね、姫ちゃん、頑張って」

姫「思うように扱えれる!!なら、勝負をかける所は最後の連続ヘヤピンコーナーだ!!」
赤「この感覚、勝負を決めようとしてる感じだ、、来い!!ハイメタのハチロク、、、いや、鳥籠の姫君!!!」

西「姫ちゃんが目覚めただろうな、ここから、新たなハチロク伝説が始まる」
愛「姉さんが神奈川エリアに来る日が楽しみになってきた」


赤城 ヘヤピン
涼「驚いたな、藤原同様な速さを誇るハチロクに会えるとはな、、」
啓「兄貴、あのハチロクはどうすんだよ?」
涼「いつかは相手することになるだろうが、今は相手しない。冬が来る前に相手しようとは思う」

姫「ここだ、行っけーーー!!!」
姫のハチロクがいっきに横に並び、姫がアウト側、赤城がイン側について一つ目のコーナーをクリアする。その後に二つ目のコーナーが現れ、今度は逆に姫がイン側につく。
結果として赤城のハチロクがアクセル踏めずに失速。その瞬間、前後の立場が入れ替わる。不意に決めたそのカウンターアタックは紛れもなく、須藤京一がやるカウンターアタックと同じである。
涼「あのハチロク、京一と同じカウンターアタックを決めた、、恐らくは相手がやった事のある技量をそのまま見様見真似に出来るのかもしれない」
啓「藤原とあのハチロクがやり合ったらどうなるんだ?」
涼「さあな、今はあのハチロク勝利を喜んでやろうじゃないか」

西「姫ちゃんはあの京一と涼介のバトルを見ていたんだ、、カウンターアタックや相手の様子を確認して第3のポイントを突くやり方とかはお手のもんだろ、、姫ちゃんは群馬だけではなく、神奈川エリアでもなく、大きな存在、エモーショナルキングに近い存在だと思う」
愛「安時が考えていることがよーく分かる。姉さんはいつかはあのパンテーラ乗りに余裕で勝てると思ってるでしょ?」
西「バレバレか、姫ちゃんはかなり実力がある。今のままでは終わらないだろうさ」

姫「ありがとうございます。おかげで復活することが出来ました。」
赤「いいってことさ、とりあえず、復活おめでとう。そして、新たな通り名の始まりだな」
優「新たな通り名?」
姫「鳥籠の姫君、、、私にピッタリな通り名です。ここから私も新しい1歩を踏み出そうと思います。そして、これが私がやらなければならないこと、、新たな通り名のための進化の証明、、ハイメタのハチロクという通り名の最後の相手が赤城さんで良かったと思います」
優「、、、ねえ姫ちゃん、、いろは坂行く前に私とバトルしてくれない?」
姫「いいけど、、!? 本気みたいだね、、優ちゃん、コースの選択は優ちゃんが決めて。優ちゃんの本気、、受けてたつよ!」
優「分かった、碓氷峠に土曜日の夜10時にでいい?」
姫「いいわ、楽しみにしてるよ」


次回 「嫉妬、それが進化のカギ」

 


ということで、安時サイドが終わり、次は優ちゃんサイドになります。
第二部はあと10話くらい続きます
これが終わらなければ第三部があれなのでw