クリナ@Rのぼのぼのブログ

俺のちょっとしたことを書いていきます。

優雅に舞うハチロク もう一つのハチロク伝説 第2部

第14話 白熱ドッグファイト碓氷峠

碓氷峠
優「碓氷のレベル高いなあ、流石ドリキンの出身コースだ」
沙「そりゃそうよ、そんぞそこらのドリフト小僧達とはレベルが違うもん」
真「そうね、タイトに続く連続コーナーは群馬じゃ少ないからね」
優「へえ、、、って、貴女達は?」
沙「私達はここでは有名よ?インパクトブルーという名で」
そこに止まっていたシルエイティに優華はすぐに反応した
優「シルエイティ、、貴女達がここで最速のシルエイティですか?」
真「ええそうよ、女の走り屋なんて少ないし、わかりやすい見た目のFDだから情報は早いもんよ」
沙「ねえお姉さん、これから一緒に走らない?これから走ろうと思ってた所だから」
優「いいですよ、走らないと分からないとこもありますから」
沙「じゃあ決まり、私は沙雪で、こっちが真子、、ドライバーは真子で、私と真子は二人で一つなの」
優「はあ、、私は藤山優華、、皆からはシルバースピリットと呼ばれてるわ、、それと、貴女達も知っていると思うハイメタのハチロク、、あの娘は私の親友なの」
真「え!?、、だったら話は早いわ、今度そのハイメタのハチロクに合わせてもらえないですか?」
優「いいですよ、と言いますか、土曜にここであの娘とバトルしますし、その時にしたらいいと思いますよ」
沙「土曜ね、了解、、それでは始めましょう。先行後攻どちらが良い?ここでバトルするなら先行後攻後追い形式が主流なの」
優「なら後攻で行きます」

優「後ろから得れるもの、、これで速くなれないと姫ちゃんに離されていく一方、、それは絶対嫌だ、、一緒に成長して行きたい、、」
沙「いつでもいいよ」
真「うん」
一つ目のコーナーを抜けてアクセル全開、、これがスタートの合図だ
優「始まった」
沙「次グリップで、立ち上がりで壁数センチまで寄せて」
優「上手い、上手すぎる。立ち上がりで寄せて次のコーナーに差し掛かりグリップとドリフトを使い分けて走っている、、、強敵だ、、」
沙「よく着いてこれてるよ、、コーナーワークは上手いよ」
真「こうでなくちゃ面白くないよ」

ギャラリー1「おお、真子と沙雪の奴、いい走りしてるよ」
ギャラリー2「それについて来ているあのFDもすげえよ」
岡「、、、もう立ち上がりのオーバーフローの対策が出来ている。左足ブレーキとアクセル半開、、340psあるマシンでダウンヒルだとオーバーフローになった時のミスは大きく出る、、後は焦りが無くなれば速いのだが、、」
優「くそ、何焦ってんだ私、、こんな状態で走るとタイヤが先に逝くのに」
沙「次、インベタで」
優「後ろから走っていて思う、、ブレーキタイミング、立ち上がりは変わらない、、向こうの方が馬力が低いのに同じということは、、」
沙「恐らくコーナースピードはこっちが上、、でも立ち上がりでは向こうのFDは立ち上がり重視だから速いスピードで抜けてくる、、これは勝負はあのコーナーしかない」

C-121
ギャラリー3「シルエイティはまだ来てないのか?」
ギャラリー4「ああ、聞いた話だと今シルバースピリットがいるみたいだけどな」
ギャラリー3「シルエイティvsFDか、どんな終わりになるかな」
ギャラリー4「どうだろう、このC-121で決まると思うよ」
ギャラリー3「確証はあんのかよ?」
ギャラリー4「いや無いが、過去に真子と沙雪は秋名のハチロクにこのC-121で詰められたんだ、、そこから同じ様な詰め方を真子と沙雪がしてきたら完全にシルエイティの勝ちは決まりだ」
ギャラリー3「なるほどな」
スキール音が近づく
ギャラリー3「お、スキール音が近いぞ」

優「速い、、落ち着け、ここで焦ると行けるとこが行けなくなってしまう、、」
沙「C-121、着いてこれるかしら?」
真「ここで同じスピードでクリアできた人はあのハチロク以外にはいないからね」
優「このコーナーが勝負のポイント!!」


次回 「C-121」

優雅に舞うハチロク もう一つのハチロク伝説 第二部

第13話 嫉妬、それが進化のカギ

軽井沢
優「ふう、軽く碓氷峠を走ってみたけど、タイトにコーナーが右左と繰り返してるからアクセルワークとハンドルさばきが難しいコースだわ、特にC-121は対応が難しいコーナーだから対応考えないとなあ」
モブ1「お?女だ、FD乗ってるとかいい感じじゃないか」
モブ2「ナンパするつもりか?」
モブ1「まあな、ちょっと行ってくるわ」
モブ2「はあ、、(あのFD、、何処かで見覚えがあるな)」
モブ1「やあ、君は此処いらの娘かい?」
優「いえ、高崎から遠征に来ただけですよ」
モブ1「俺もだよ。どうだい?これから一緒にお茶でもどうかな?」
優(ん?栃木ナンバー、、S15か、見た目は速そうだな)「いえ、お茶ではなく、バトルでもどうでしょうか?」
モブ1「お、いいね、早速走ろう」

数分後
優(遅すぎる。コーナー全てのブレーキタイミング、ペース作りが素人過ぎる)
モブ1「ちくしょう、追いつけなかった」
モブ2「だから俺は辞めとけと思ったんだよ」
モブ1「うるせえ」
モブ2「連れがすまなかったな」
優「いえ、このコースの走り方を知ることが出来たので良かったですよ」
モブ2「そうか。なあ、そのFDのエンジン見せてくれないか?」
優「いいですよ」

モブ2「オーソドックスなライトチューンか、、お?タービンはシンケーシャルからツインターボに変えてるのか」
優「フラットに過給するのがこれでしたから」
モブ2「いや、この手のFDならツインターボに変えるのは正解だ、マシンのトータルバランスも考慮した良いマシンだ」
優「そうですか、ありがとうございます」
モブ2「そうそう、名乗らせてもらうよ。俺は岡本弘幸、グローバルウィナーと呼ばれているよ。ただ、そこまで速いわけじゃないけどね」
優「私は藤山優華です。、、アウディを乗りこなしてるみたいですけど、タイヤの使い方は上手いほうなんですか?」
岡「そこは要練習中かな、そこまで上手く出来てないんだ」
優「すいませんが岡本さん、私の横に乗ってもらえませんか?」
岡「ん?構わんよ、どんな走りなのか俺も気になるしな」

岡(凄いな、マシンコントロールが上手い、コーナー一つ一つの対応が上手いな。ブレーキを踏み、アクセル二段階踏んで立ち上がる。レブアラームが鳴り響いてもなお引っ張るか、、高回転のトラクションを利用して抜けていくやり方は流石だな)
優「どうですか?これでも全然ダメで、何が必要なのか知りたいんですが、、」
岡「お、おう(しっかし、これでもダメ?俺からしたら充分速いと思うのだが、、)」
その時、FDの挙動が乱れた。その乱れた挙動を岡本は見逃さなかった
岡(そういうことか、分かったぞ、、藤山さんのダメと言ってたこと、、)
頂上
優「何か分かりました?」
岡「ああ、藤山さん、、二つ欠点を見つけた。一つ目はオーバーフローになった時にマシンコントロールが出来なくなっている。恐らくはターボラグをしないようにと制御をしてる筈なのに、いざ全開にするとオーバーフローを起こし、挙動が乱れてるのかもしれないな」
優「オーバーフローの対応、、ですか」
岡「ああ、それともう一つは、、、藤山さん、焦ってますよね?」
優「!?」
岡「ヒールアンドトゥを序盤はよく出来ていましたが、中盤から終盤にかけてミスが多く出ていました」
優「、、、、」
岡「何があったのかは聞きませんが、このままだといつかは事故してしまいますよ」
優「少し、話をしてもいいですか?」

数分後
岡「なるほどな、あのハイメタのハチロクがどんどん速くなっていっている状態に嫉妬と焦りを感じていたんですか、、、それは良い機会だと思いますよ」
優「え?」
岡「その嫉妬心と追いつきたいと思うその気持ちが、、結果として良い結果を導き出してくれますよ。俺はこれぐらいしか出来ませんが、ヒントならできますよ。」
優「、、、」
岡「この碓氷峠には、かなり速いシルエイティがいます。そのシルエイティから得れるものを得て成長して行けばいいのですよ」
優「、、、」
岡「では俺はこの辺で、、頑張ってください、、、シルバースピリットさん」

次回「白熱ドッグファイト碓氷峠

優雅に舞うハチロク もう一つのハチロク伝説 第二部

第12話 今私がやらなければならないこと

芦ノ湖
西「今頃は赤城のスラッシャーとやり合っている頃だろうな」
愛「姉さんのハチロクのエンジンはどうなの?」
西「ん?TRDチューンしたAE111の高回転エンジンに高回転型に対応したROM、ドライサンプによる低重心、、コーナーがかなり速いマシンだ。出力は190psとデチューンされてるけどな」
愛「姉さん、、」

赤城
姫「走りやすい、全力でバトルができる、、安時さんからの伝言はなんて言ってたっけ?」
赤「流石だ、そのエンジンを使いこなしているし、しっかりと食らいついている。ならここから引き離しに行く、しっかり食らいついてこれるかな?」
姫「思い出した、こう言っていた、、、姫ちゃんがやらないことを今やること、それと、エンジン回転数は12000までキッチリ回せ、そうしてエンジンの封印を解放してやれ、、、と」

箱根山
西「これで姫ちゃんのハチロクの作業は終わりだ、、次は優ちゃんだろうな」
愛「確か、A-SPECのFDを乗っている娘だよね?」
西「そう、恐らく今回の件で嫉妬しているはずだ、、何かきっかけを作らせないと速くはならないだろう」
愛「良いやり方としたら姉さんとやり合わせた方が早いんじゃない?」
西「その方がいいのかもしれないが、今の状態だったら軽く姫ちゃんにブッ千切られる」
愛「そうか、、」

赤城 頂上
優「姫ちゃんはこの短期間にかなり速くなっていってる、、私は、、どうだろう、ずっと姫ちゃんの後ろ姿しか見ていなかった、、凄く悔しい、、どうしたらいいの?」
根「何困った顔してんだよ、、今は姫ちゃんの復活を素直に喜んであげないと行けないだろ?確かに姫ちゃんは昔よりかなり速くなった。なら、今度はそれに追いつくために自分が速くなればいいだろ?」
優「そ、そうね、姫ちゃん、頑張って」

姫「思うように扱えれる!!なら、勝負をかける所は最後の連続ヘヤピンコーナーだ!!」
赤「この感覚、勝負を決めようとしてる感じだ、、来い!!ハイメタのハチロク、、、いや、鳥籠の姫君!!!」

西「姫ちゃんが目覚めただろうな、ここから、新たなハチロク伝説が始まる」
愛「姉さんが神奈川エリアに来る日が楽しみになってきた」


赤城 ヘヤピン
涼「驚いたな、藤原同様な速さを誇るハチロクに会えるとはな、、」
啓「兄貴、あのハチロクはどうすんだよ?」
涼「いつかは相手することになるだろうが、今は相手しない。冬が来る前に相手しようとは思う」

姫「ここだ、行っけーーー!!!」
姫のハチロクがいっきに横に並び、姫がアウト側、赤城がイン側について一つ目のコーナーをクリアする。その後に二つ目のコーナーが現れ、今度は逆に姫がイン側につく。
結果として赤城のハチロクがアクセル踏めずに失速。その瞬間、前後の立場が入れ替わる。不意に決めたそのカウンターアタックは紛れもなく、須藤京一がやるカウンターアタックと同じである。
涼「あのハチロク、京一と同じカウンターアタックを決めた、、恐らくは相手がやった事のある技量をそのまま見様見真似に出来るのかもしれない」
啓「藤原とあのハチロクがやり合ったらどうなるんだ?」
涼「さあな、今はあのハチロク勝利を喜んでやろうじゃないか」

西「姫ちゃんはあの京一と涼介のバトルを見ていたんだ、、カウンターアタックや相手の様子を確認して第3のポイントを突くやり方とかはお手のもんだろ、、姫ちゃんは群馬だけではなく、神奈川エリアでもなく、大きな存在、エモーショナルキングに近い存在だと思う」
愛「安時が考えていることがよーく分かる。姉さんはいつかはあのパンテーラ乗りに余裕で勝てると思ってるでしょ?」
西「バレバレか、姫ちゃんはかなり実力がある。今のままでは終わらないだろうさ」

姫「ありがとうございます。おかげで復活することが出来ました。」
赤「いいってことさ、とりあえず、復活おめでとう。そして、新たな通り名の始まりだな」
優「新たな通り名?」
姫「鳥籠の姫君、、、私にピッタリな通り名です。ここから私も新しい1歩を踏み出そうと思います。そして、これが私がやらなければならないこと、、新たな通り名のための進化の証明、、ハイメタのハチロクという通り名の最後の相手が赤城さんで良かったと思います」
優「、、、ねえ姫ちゃん、、いろは坂行く前に私とバトルしてくれない?」
姫「いいけど、、!? 本気みたいだね、、優ちゃん、コースの選択は優ちゃんが決めて。優ちゃんの本気、、受けてたつよ!」
優「分かった、碓氷峠に土曜日の夜10時にでいい?」
姫「いいわ、楽しみにしてるよ」


次回 「嫉妬、それが進化のカギ」

 


ということで、安時サイドが終わり、次は優ちゃんサイドになります。
第二部はあと10話くらい続きます
これが終わらなければ第三部があれなのでw

優雅に舞うハチロク もう一つのハチロク伝説第二部

第11話 リミッター解除と新たな通り名

一ヶ月後 秋名山
姫「あれから何十回走ったっけ?全然上手くいかない」

西「驚いたな、もうここまで速くなってるとは、コーナーの粗さが完全に無くなっている」
麗「かなり走り込んでたからコツを掴んでんじゃないの?」
西「だといいけどな、、玉城が動いてないとこを見たら、自分で何とかしようとしている。恐らくは、走れば走るだけ速くなる、、そんな感じだろうな」
麗「で、どうすんの?私のNA2で後ろから抜かして見つけさせるのか?」
西「いやそうはしない、さっき玉城が登ってた、玉城から何かアドバイスをしてもらえばいいさ」
麗「そう」

秋名山 頂上
姫「、、、少しはコツを掴んではいるのにな、、エンジンが普通のじゃないのは分かっているのに、、この葛藤はなんだろう」
玉「ちょっとエンジン見せてもらってもええか?」
姫「え?いいですけど、貴方は?」
玉「ああ悪い悪い、俺は玉城、ここ秋名のスラッシャーを務めている榛名ガーディアン1号さ」
姫「スラッシャー、、、分かりました」
ガチャ
玉「、、、驚いたな、これはAE111のTRDチューンの高回転エンジンだ、これだと推定で12000回転はいくエンジンだ」
姫「、、高回転エンジン、、普通の4A-Gじゃないとは思っていたけど、、こういうことだったのね」
玉「ちょっとさ、俺を横に乗せて1本攻めてくれないか?分かることがあるかもしれないし」
姫「分かりました」


玉(驚いたな、あの時のバトルよりも更に速くなっている。立ち上がり、、上手いな、ここ一ヶ月走り込んでいただけはある。メーター、、、そういうことか、、、)
姫「何か分かったのですか?」
玉「ああ、ちょっとさ、一旦タコメーター振り切ってみろ」
姫「え?」
玉「いいから、そしたら分かるはずだよ」
姫「分かりました」
タコメーターが9000回転を超えた状態で5連ヘヤピンに差し掛かる
姫「!? 嘘、今までが嘘のように走りやすくなってる、、」
玉「やはりな、恐らくはタコメーターを付け替えずにそのままにしてリミッターを掛けていたんだ、、これを弄った奴は意図的に掛けてドラテク向上を図らせようとしていたのかもしれないな」
姫「安時さん、、」

西「どうやら、リミッターに気づいたみたいだな、ここから姫ちゃんが化けるぞ」


玉「タコメーターを新しく変えた方がよいだろう、少なくとも13000まで刻まれているやつにした方がいいな」
姫「はい、ありがとうございます」
玉「今度、違う峠に行ったらどうだ?何か得るものがあるかもしれないだろ?」
姫「そうですね、今度赤城にでも行ってみます」

玉「安藤 姫、この秋名だけでは収まらない走り屋だと思うのは俺だけではないだろう、、鳥籠の姫君、、峠という鳥籠の中で華麗に舞う鳥、、かもな」
西「鳥籠の姫君か、姫ちゃんにピッタリな通り名だな」
玉「西嶋さん、やはり貴方でしたか」
西「まあな、昔から姫ちゃんはかなり実力があったからね」
玉「、、、そうか、で、あのリミッターも意図的ですよね?」
西「そうだ、姫ちゃんのコーナーの粗さを削ぐためにやっただけさ」
玉「、、、流石だよ」

翌日 zero fine
姫「ダメか、どこもタコメーターないのか、、」
店「なんなら安時にでも聞いてみたらどうだ?」
姫「ん?」

西「姫ちゃんか、そろそろ掛けてくるだろうと思ったよ」
姫「え?分かっていたのですか?」
西「まあな、タコメーターやろ、あるで、13000回転のやつなら俺のBCNR33タコメーターの余りであるから譲れるよ」
姫「今すぐ持ってこれますか?」
西「ああ、大丈夫だ、今から向かうよ」

2時間後
西「ほい、これね」
優「私が付けていいのですか?」
西「なあに、タコメーター位優ちゃんなら簡単に付けれるよ」
優「そうですか」
西「とりあえず、姫ちゃんに伝えといてよ、1週間後にいろは坂に向かうから一緒に来いってね」
優「分かりました」
西「あと、これも伝えといてくれ、、、」

赤城山
姫「あれから二週間経つんだね」
優「そうだな、あのバトルは私達にとって大きな衝撃だったもんね」
姫「そろそろ頂上だ」

根「ん?姫ちゃんか、珍しいね、姫ちゃんが赤城に来るなんて」
姫「そうですか?エンペラー騒動の後から多少は赤城にも足を運んでますよ?」
根「そうか、で、誰を待ってるの?」
姫「そろそろ来ると思うのですけど、、」
待つこと数分で現れた1台のハチロク、それはこの赤城のスラッシャー、赤城のハチロクである

赤「安藤さんや、急に呼び出さないでくださいよ」
姫「すいませんねお忙しい中。1度だけ、貴方と走りたいと思っていたのです。」
赤「、、、いい目つきをしている、いいだろう受けてやるよ、全力で来なさい」
姫「はい、これが、今私がやらなければならないことですから、、、私の全てを貴方にぶつけます!!」
根&優「物凄い気迫だ、、それに、前以上に羽根が大きくなっている」


次回「今私がやらなければいけないこと」

優雅に舞うハチロク もう一つのハチロク伝説 第二部

第10話 NEWエンジン、4A-G

午前1時 秋名山
姫「私のハチロクより回転数が高いぶん安定するし、足がしっかりしてるから立ち上がりでの姿勢作りが楽、、、でも、、この葛藤は何!?」
猛スピードで駆け抜けていくその黒いハチロクから焦りをみせて走り抜けていく

同時刻 横浜市某所のとあるショップ
西「さて始めるか」
朝「足はウチに任せて」
店「ハチロクの戦闘力アップに合わせて見た目も変えた方が良いやろ?」
西「まあな、あとは姫ちゃん次第だよ」


2週間後 長尾峠
朝「どう?ハチロクの状態は?」
西「悪くない、これならそうそうは負けはしないだろうが、、姫ちゃんにはまだ100%のパワーを使わせないよ」
朝「それはどういうこと?」
西「あの娘の走りを昔から見てたから言えるんだよ、、まだ粗すぎる。コーナーの詰めが甘いんだ」
朝「つまり、何が言いたいの?」
西「簡単さ、リミッターを掛けて粗いところを削らせる。これが姫ちゃんの成長の近道だと思うんだ」
朝「そう」
西「セッティングは終了だ、あとは渡すだけだ」

翌日 zero fine
黒いハチロクを駐車場にとめ、工場に目を通すとそこには、、
姫「う、嘘でしよ!!ハチロクが帰ってきている」
店「ああ、載せ換えとセットが終わったんだ。今日の仕事が終わったら走りに行ったらどうだい?」
姫「ええ、そうします」

夜 秋名山
「!?なんか違う、かなり走りにくい!!」
立ち上がりでぶれるハチロク、秋名山で谺響するスキール音、、ここから姫が大きく成長することになるとは今の姫は思ってもいない

 

翌日 夜 とあるファミレス

優「どう?ハチロクの調子?」

姫「うーん、なんだろうね、、かなり走りづらいんだよね、、」

優「そうなの?見た目は変わってリトラもカーボンに変わって、ホイールもスターシャークの黒に変わってたし」

姫「うん、ブースト計がなくなってるからNAになってるみたいだけどね」

根「どうなんだよ、慣れそうか?」

姫「やってみないと分からないよ」

優「そうか、で、パワー自体はどうなの?」

姫「それがさ、かなりパワー落ちてると思うんだよ。伸びが悪すぎるんだよ」

根&優「え?」

姫「朝奈さんのハチロクを借りてたんだけど、私のよりかなり扱いやすかったのよ」

優「ちょっとあの人に聞いてみるか」

西「あ~?優ちゃんか、どうした?」

優「安時さん、姫ちゃんのハチロクのエンジンって馬力かなり落ちたの?」

西「ん?確かに馬力は落ちたけど、そのぶんのコーナースピードが上がったはずやで?」

優「まじで?姫ちゃんはかなりパワーが落ちてるといってるのよね」

西「ああ、確かに落ちてる。ま、姫ちゃん次第だと思うぞ」

優「そう、、」

 

姫「本当に馬力落ちてたんだね?」

優「それでも多少しか落ちていないらしいぞ」

姫「そう、、あ、これから走ってくるね」

 

秋名山

姫「どうすればいいの!!全然上手く走れない!!」

 

次回「リミッター解除と新たな通り名」

2017シーズンを振り返って 3月~4月

さて、続きを記していこう。

 

 

3.本戦開始

 

 

3月、遂に全てのTA(STTは夏限定なので省く)の本戦がスタート。

 

 

遂に始まってしまった。身を投じて2年目、頑張っていこうと腹をくくった。

 

 

最初はSFWC。東京R246で開催された。

 

 

戦略はこれでいける、、、そう思っていたのだが。

 

 

結果として、LFRに敗北、2-6という結果に終わってしまった。

 

 

悔しかった。これならいけると思っていた物が破綻したからである。

 

 

そう思っていた中のWGTC。このTAが私の始まりだった。

 

 

コースはテストで多く使われるアプリコット。LMではベントレー、ぺスカローロを、GT1はバイパー、カストロール無限、GT2はRE雨宮を使っていた。

 

 

開催日があまりにも予定でギスギスだったのだ。それでも走行できる時間があれば走行をした。

 

 

結果として、5-4-7という結果で終わった。結果としては悪くない。

 

 

目標の為にもしっかりとここを取れたので問題はなかった。

 

 

 

3月下旬、遂にIRCの本戦がスタート。参加者は10人(1人はミスでタイム取り消し)。

 

 

なかなかの出だしだったのだが、、まさか次であんなことになるとはこのときは思っていなかったのである。

 

 

4.歓喜の結果と絶望

 

 

4月に入り、それぞれが第2戦に入る。

 

 

SFWCでは富士F、WGTCはハイスピードリンク、IRCはイタリアで開催。

 

 

SFWCはVerizonは完全隠しタイムで見事LFRとの差を縮めることに成功。

 

 

2-4と悪くない結果で終わった。

 

 

WGTCはわちきとの因縁の対決の原点コースである。

 

 

今回こそ負けないという気持ちで参加をした。ちょうどオフ会で2日走行できなかった。

 

 

そんな中でも結果は、4-3-1という結果だった。嬉しかった。歓喜の初優勝だったのである。

 

 

だが、喜んでいるのも束の間。IRCでは参加人数がかなり少なくなってしまったのである。

 

 

レギュの見直し、期間を減らすことになってしまったのである。

 

 

絶望を感じてしまったのである。

 

 

後半でIRCからAGRLに変更していくことが決まったのである。

 

 

今回はここで筆を置きましょう。

 

 

次回は5月~6月を書いていこうと思っている。

 

2017年シーズンを振り返って 1月~2月編

IRC2017 SS2 イタリア市街地

ここまでで2017年シーズンの最序盤が終わった。

 

また、スタートする、新たなステージに足を踏み入れる。

 

ここまでの戦いの数々をここに記しておこうと思う。

 

1.プロローグ

さて、新たなシーズンがスタート。心の中で凄くわくわくしていることがよく分かる。

 

これからTA界隈に身を投じて2年目になるのかと思いながら、新たなスタートを切ったのだった。

 

 2.不調なテストとETM

 

シーズンスタートは新たにフィアロ氏が主催したETM。

 

ETMのテストではフルチューンを拒んでいた私のその性格が禍、結果もぱっとしなかった。

 

1月下旬にRd.1が開催された。155で応戦してみたのだが、結果はなんとか入賞することができた。

 

あまりにもFF車に慣れていなく、ましてや慣れないGT2の挙動だったので無理はない。

 

2月に入り、私主催のIRCのテストもスタート。どれもいい調子だったのだが、、、

 

問題発生。それまで使っていたコントローラーの調子が悪くなっていた。

 

そんな辛い中で開催されたETMのRd.2。なんとか友達が買ってくれたコントローラーでできると思ってたのが束の間。

 

そのコントローラーでもバグが発生。私は途方にくれてしまったのだった。

 

2月も中旬、長い春休みの真っ最中だった。新たなTA、SFWCのテスト3がスタート。

 

このTAはこれまで開催されていたRRRのチーム制を引き継いだTAで、FGTを使ったTAである。

 

私はVerizonとしてチームメイトのK.LINEと一緒に風神少女氏とフィアロ氏のLFRとコンスト争いを繰り返している最中だ。

 

テストの結果はバグがあるにしては上々。2-5と悪くない結果であった。

 

そしてWGTCのプレテスト。私が初めて参加したTAであったためもあってか、いろいろと思うものがあった。

 

不調、スランプ、バグ。これほどにも悪いものが一緒に来るとあんなことになるとは思ってもみなかった。

 

結果は9-10-7。去年のRd.1、Rd.2よりかは悪くない結果で終わったものの、悔しいものがあった。

 

これがテストの結果である。

 

今回はこれで筆を置くとしましょう。

次はシーズンスタートとここまでの戦い、3月~4月について記そうと思う。